50年選手の椅子修理


私の両親が建てた家に当初からあるテーブルを使っています。
築50年ですから50年選手の椅子になります。

ブログの戸袋の修理も50年ぶりに直したものになります。

50年も使用すると塗装が剥げています
ホゾも緩んでしまっていますし
座面の張替えも3回ほどしています


座面はベニヤ板で作られていて
経年変化で接着剤が風邪をひいてます




spfで座面を作成してみましたが
使い始めてすぐに材が割れました

ベニヤ板の風邪ひきがよくわかりますね

広葉樹で座面をと思い
本格的に角度と位置を図るために目印を貼りけて


測った結果になります

測った角度が悪いため
ホゾに隙間が




台所の床にはカーペットがひいてあり
spfの座面の時、高さが微妙に異なっており
カーペットに穴が開いてしまいました。

これに懲りたのでスキーを履かせてみました
高さが20ミリほど高くなってしまいましたが
切ってしまうと 元に戻らないので
椅子4客できたときに考えます。

本当は5客あったのですが
妻がお嫁に来て、お風呂の天井を掃除しようと
風呂の蓋(プラスチックのふにゃふにゃ)に椅子を置き
椅子に上った時に風呂の中に落ちて椅子を壊してしまったので4客



楔を取り除くのは大変ですが、鉄ノコギリで切ってからひたすら取り除きます
ほかにもっと良い方法があると思います。

右の材なんか まいてあるの わかりますか
手持ちのボアビットに必要サイズがないので
細くするのでなく太い方向にするためはめ込んでから
削りこんであります。

貫の一つが分解するときに割れてしまい
部品をつぎ足しましたが、強度が出ないため新ししく作りました。
塗料がないので柿渋を塗ったものです
色合いが違いますがこれで我慢します。

2020年7月1日までの報告でした。


違う作業をしており、椅子の修復が滞っておりました。
色鉛筆の注文があったのと(110本)
クラフト用にとティシュケースを8個作成
ただ これも出店許可をいただいていた黒姫クラフト
新型コロナの拡大で出店見合わせにしたため出番がなりなりました。
おてんとさんぽクラフトも申し込み予定でしたが
これも諦めました。
期待しておりました東谷山フルーツパーク秋も中止案内がとどき
秋も全滅です
ほかの作業が片付いたので椅子の修復に取り掛かります。





測った位置を材料に写し込みます。
次の作業がしやすいように 穴あけ位置は錐で印をつけます。

とここですることは、穴の大きさ(φ)と角度も書いておきます。
図面とにらめっこをするのは大変ですし
見間違いをなくすために

書いたメモは座面に隠れてしまうのでそのままにしておきます。
消すことはしません。





両ころびになりますので
ボール盤を前後左右に傾けます。
傾斜計が大変役に立ってます。
 デジタル角度計 で検索すれば出てきます。

私が購入した時は4000円ほどしたのですが
今は2500円ほどで購入できるようです。




ボアビットの先端と錐であけた穴で位置を合わせます。


今日の作業の出来
脚の雌ほぞがうまく掘れていないようで傾いています
修正が必要です



今回はここまでです。(2020年8月3日)

 2020年8月10日に完成しましたので
作成報告の続きへ

上の座面が斜めっている原因がわかりました。
慌てていたので
後ろの片方が前足になっていました
前足と後ろ足の長さが異なるので斜めっているのは当たり前です。




後ろに写り込んでいるのが傾斜計です。
前後の傾きを図るときの基準は、ボール盤の柱にしています。
左右の傾きの時は、水平が基準になりますので水平に合わせてから

背もたれのホゾを掘っています。





仮組をして貫の長さを決めます
スケールストッパーが早速、活躍しています



完成した貫
手カンナとケガキで部材を作成後
雄ホゾも手加工して仕上げております



メスホゾは角のみであけました。(ちょっと手抜き)
前回作成の椅子のずれを修正して角度を決めたため
きちっと組みあがっています。



座面の加工
座面を撮りますがホッチキスの針(正式名称はなんというのでしょうか)
を外すのが大変
ぶちっと切れてしまいます。
これをニッパーで挟んで外すのですが 
ベニヤ板は穴だらけ
おまけに手に水膨れも
次外すとき
少しもちあげて真ん中を切断してまっすぐにするだけに
カバーを取り除いてからニッパーで外そうかなー

ビスが4本写り込んでいますが
これは座面を止めるために使います。
オリジナルはボンドで接着してあったのですが
ボンドが風邪をひいて外れてしまったためビス止めに



 スキーを履かせるために足をカットして
さらに丸ーく加工
四方転びの脚のため、完成してから加工しています

スキーはミズナラを丸棒に加工
ここは 削り馬、銑、南京カンナで



完成した椅子
脚をカットしないでスキーを履いたいすの加工と
背もたれがグラグラになった椅子が2客あります
これも加工する予定です。


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